ALAINPAUL 2026S/S 最新入荷のご案内

ALAINPAUL 2026年春夏コレクション入荷第一弾の販売を開始いたします。

装うという行為は、日々繰り返される私的なオーディションのようなもの。私たちは自らを見極める審査員とし、衣服を纏い、脱ぎ、重ね、削ぎ落としながら、その日の役柄にふさわしい輪郭を探し続けています。今季ALAINPAULが描き出すのは、ダンサーの人生に幾度となく訪れるオーディションの瞬間。創作を重ねるなかで、自身の原点であるコンテンポラリー・バレエダンサー時代の記憶とあらためて向き合ったデザイナーは、人前に立つあの移ろいやすく、儚く、そして切実な時間をコレクションへと昇華させました。

入荷第一弾では、そのテーマを体現するピースが揃います。

ラペルにシルクシャツの一部をスカーフのようにあしらったコットン素材のテーラードジャケット。衣服を脱ぎかけた動作を静止させたかのようなレイヤードが、端正な構築性にやわらかなドレープをもたらし、共生地のトラウザーとのセットアップは、緊張感を湛える凛とした佇まいへと導きます。ネックラインにTシャツとタンクトップを組み込み、それ自体がフードへと変容するプルオーバーフーディーや、上質なナイロンでしたて荒れたトラックジャケット。そこには舞台裏と日常を往還する一瞬が切り取られ、ダンスとともに時間を重ねてきたALAINPAULならではの感性が色濃く映し出されています。

空気をはらむシルククレープのスリップドレスは、ブラックベースにホワイトポピー、ホワイトベースにレッドカーネーションが描かれた2種類のファブリックで展開。透け感のある生地のレイヤーが花々に揺らぎを与え、舞台終演後に客席から投げ入れられる花束の記憶を静かに呼び起こします。足元には、バレエシューズを起点に再構築されたフラットバレリーナシューズ。研ぎ澄まされた美しさと緊張感が、全体のシルエットを引き締めます。

身体と衣服の構造が響き合う瞬間、装いはかたちを結びます。ダンサーの記憶から生まれた緊張と余白を、ぜひご体感ください。