BACK RAGLAN HIGH NECK LINED COAT

確固たるテーラリング技術を軸に、衣類の構造と素材の関係性を定義し続けるCAROL CHRISTIAN POELL。今回は、その中でもフォルムの美しさと素材の質感が際立つBACK RAGLAN HIGH NECK LINED COATをご紹介します。

前身頃がセットインスリーブ、後ろ身頃がラグランスリーブという独自の「バックラグラン」パターンを取り入れたハイネックコート。シャープなショルダーラインを際立たせながら、バックラグランが着用時の可動性を高め、シームへの負荷を軽減します。ベースにあるテーラリング技術と革新的な思想が有機的に融合したコートには、深めのバックベントによる足捌きの自由さ、手をスムーズに入れられるポケット口のマチ、表面に縫い糸を見せないオリジナルボタンなど、細部に至るまで細やかな設計が施されています。

素材は、ウールのような重厚感と柔らかな弾力を併せ持つコットン “KOAT-BW” と、ハリのある高密度織りコットン “CON-EDGE” 2種類で展開。KOAT-BWは、光を吸い込むようなニュアンスのあるマットブラックの発色と、厚みがありながらも身体に馴染むしなやかさが特徴。シャープなフォルムを保ちながら動きに寄り添う魅力を持ちます。一方、CON-EDGEは、緻密に織り上げられた生地構造によって高い強度を備え、着用を重ねるごとに立体感を増していく素材。光の角度によって繊細な陰影を描き出します。それぞれのファブリックがプロダクトのフォルムを際立たせ、同じパターンでありながら、異なる個性を映し出します。

同じCON-EDGEファブリックを使用したSELF-EDGE TAILORED VEST BAGは、ベストとしてもバッグとしても機能する二面性を持ち、コートやニット、カットソーなどとの組み合わせで多様なスタイリングが可能。セルビッチ生地の赤いラインが静かに存在感を主張します。

確かな技術に裏打ちされた設計と実験的なアプローチが交錯するCAROL CHRISTIAN POELLのプロダクトを、ぜひこの機会にご体感ください。